今日の朝日新聞に、残業調査業務を社労士など
の民間に一部委託する方向で、規制改革会議が
調整を進めており、厚労省も概ね同意する見通し
であるとの記事が出ていました。
官憲の権限を一部でも委任される資格と
言えば、駐車監視員くらいしか思い浮かば
ないのですが、これが実現すれば、社労士
には、新たな境地が開かれることは間違い
無いですね。
駐車監視員も、逮捕権を与えられた、みなし
公務員とは言え、精神的にキツイ事が多いと
は聞きますが、残業調査はどんな感じになる
んでしょう?
かつて、社労士と言えば、社保労保の手続き
を代行してくれる人…くらいの認識でしたが、
この10年余りで、業務の幅が大幅に広がった
ように感じます。(裁判外紛争手続きの代理
業務や出廷陳述権など)
これに、労基署委託業務が新たに加わると
すれば、資格としての価値は、さらに上昇
することが見込まれます。
株で言えば、青天井株ですね。
でも、上がり調子の時ほど、暴落する危険性
も高まりますので、注意が必要です。
査察に入った社労士が、袖の下を受け取った
りした日には、世間の評価は地に落ちます
からね。